西山古道の登山道整備。自然工法。

蔵王山塊(高坪山)の西山古道の登山道の春の整備を行った。 

平成30年に集落の方々と1年かけて協働で拓いた登山道だ。

その後手と時間をかけて、とても良い道になったと思う。



今日の作業人員と日数は、集落の山人と私の2名×2日半。

3年ほど経過して階段やトラバース箇所の斜面のあてぎの崩れが気になり、今春の整備に至った。



水路の橋かけ。



急坂部分や滑りやすい部分の階段の補修は、自然木を伐り出して階段のあてぎと杭を用意して、自然な傾斜で杭打ちし設置しました。杭はナラや栗の立枯木の芯を鉈で尖らせて作るのが職人技と、自然な傾斜で木を配置するのは経験とセンスだ。




集落の山人、ノコと鉈とかけやで、自然木を使って道を直してしまうのだから、本当にすごい。

荒れる前に、そのつど直すのが、道を良好に維持する上で重要だと思うが、その為には山人のような能力が必要だと感じるのだった。

イワウチワ、ブナの新緑、ヤマザクラ、シロバナニシキゴロモ、匂いこぶし、ミツバツツジ、ムラサキヤシオツツジ、谷合の残雪、山春爛漫。