早春の北飯豊。写真紀行第二弾

北飯豊写真紀行の第二弾、早春。時に冬に逆戻りする4月、穏やかな3日間、頼母木山から門内岳を経て北股岳まで往復することができた。山は厳しく優しく美しく、足を運ぶごとに異なる表情を見せ、足を運ぶたびに魅せられるようになってきた。写真家は、朝日の出前から強風の中、山小屋を出発し、朝日の昇る前の冷え込んだ空気に射す光を撮る。ゆっくり歩けばダウンを着こまないと肌寒い稜線で風を撮る。そんな視点の速度に少し触れた不思議な旅だった。