森吉山・桃洞沢と赤水渓谷、小又峡~山と渓谷に遊ぶ

 森吉山・桃洞沢と赤水渓谷、小又峡~山と渓谷に遊ぶ

3日間の森吉山。急ぎ足ではなく、奥深さを求める山旅。

Day1  小又峡

太平湖から小又峡桟橋へ、小又峡の船の上から眺める森吉山


水の色が、深い森の色
小又川沿いの一枚岩の上の路を歩いてたどり着く、三階滝



自然の造形が美しい





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Day2 
桃洞沢と赤水渓谷*天国の散歩道のウォータートレッキング


阿仁川水系・ノロ川の桃洞沢と赤水沢、一枚岩でできたどこまでも続く天国のようなナメ、甌穴、小滝に癒され楽しみながら、桃洞滝と兎滝を目指す



マタギが玉川温泉に越えた路、と思う


沢分岐までのブナの天然林が素晴らしい

サンショウウオの卵


森吉山鳥獣保護センターに飾られたクマゲラの絵

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Day3 
森吉山
コメツガ山荘を起点に、様田コースと松倉コースを周回した
春の花が咲き始めている。
ゴンドラの動き始める前の朝の時間、森吉山は人気がなく静かだ

山人平

 山人平、良い香りのする水芭蕉

 
       雲          静かな森吉山の山頂にて

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杣温泉




*杣温泉(秘湯を守る会)
森吉ダム建設※に伴う上流域の集落の全戸移転のあと、唯一、湯ノ岱地区に2軒だけ残った建物の一つで自然の中に立つ温泉宿。女将さんの山菜や鯉、一つ一つに季節感のある料理をいただいた。

森吉山ダムの建設:米城川の最大の支流、阿仁川の支流の小又川に建設された多目的ダム
S47年(1972年)の米代川の大水害がきっかけで河川の改修計画が浮上し、翌年に調査が開始されてから、ダムの予定地周辺(根森田集落より、上流)の全集落の全戸の移転を伴い、平成23年(2011年)完成している



クウィンス森吉
阿仁前田温泉駅の駅舎に併設された温泉宿
7年前に開業したそうで、地域の気持ちを感じるようで、温かい宿だった

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奥深い秋田の森吉山の懐で、3日間、渓谷と森に遊び、熊とも遭遇し、大変楽しい山旅になりました。
参加者の皆様、ありがとうございました!




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マタギの里。森吉山の原生自然と開発、ダム建設のためダム底に沈んだ上流の集落、縄文遺跡の出土が示す豊かな土地の縄文人の営み。人の過疎化と高齢化、熊の増加。

自然と人の共生と共存や破壊と文明化のような相反する何かを垣間見、奥深い自然と山人文化の魅力が大きな山域・地域と感じる。